第4章 夢松事変【カラ松】
「どうやらお前は一松じゃないようだ。嘘をついたな?」
「う、うう、ごめんなさい……」
「だめだ」
カラ松は私の耳元にそっと口を近づけ囁いた。
「嘘をついた代わりに、オレの好きなようにさせてもらうぞ?」
「っ!」
ぞくりと背中を興奮が這い上がる。
カラ松は私の秘部に自身をあてがった。
「だ、だめ! やめて! カラ松!」
「無理。本当は、もうオレも限界、なんだ……」
苦しそうに言うと、ぐっと腰を落とし、カラ松は私の中に入った。
「あ! あぁ! 痛いっ……!」
想像以上の痛みに私は悲鳴を上げた。
「くぅっ! 中、キツイな。初めてなのか? 力抜いてくれ、愛菜」
「あ、あぅ! だ、だめぇ!」
「愛菜! 締め付けすぎだ。いいから力抜いて!」
カラ松が私の足を掴んで揺さぶる。
「うぅ……む、むり……痛い……」
緊張のあまり、ガチガチにこわばり、力が抜けない私。カラ松は困ったように眉を下げた。
「すまなかったな……」
優しい声が降りてくる。
え?
目を開けると、カラ松の顔が近づき、そっと唇にキスをされた。ふわりとカラ松の香りが鼻を掠める。