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戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉

第53章 貴方と私を繋ぐもの ―佐助ノ君&八ノ宮大君―<R18>


「あぁ、早く舞さんに会いたかったからね」

内心舞はどきりとする。

『もう…佐助くんてば、どうして恥ずかしい事を平然と言えるのかな…』

舞の恥ずかしさなぞ気にしない佐助はそのままぎゅっと舞を抱き締める。

「今夜も舞さんの侍従の香を堪能するのが楽しみだ」

「もう…佐助くんたら…」



そして佐助は舞を横抱きにすると御帳台へ足を進め、女房が几帳を引き上げたところから入り舞を下す。

別な女房が静かに佐助の縫腋袍(ほうえきのほう)と舞の小袿を脱がせると、二人が横になったところにそれを掛け静かに御帳台から降り、引き上げていた几帳がおろされた。

その女房たちは少し離れたところで横になったようで、周囲は無音になった。



佐助は隣の舞を抱き締め肩に顔を埋め、舞の香を吸い込みつつ、首筋に唇を這わせた。

「舞さん…良い香りだね…からだもいつも以上に甘いな…」

「ん…そう…かな…」

佐助の唇にあっという間に舞は快楽へ酔わされる。

いつのまにか紐を解かれ、袷を広げられ唇が胸元へと滑っていき、佐助の片手と唇が同時に両の乳房に愛撫を加える。

「…は…ぁ…っ」

少し離れたところとは言え、女房に二人の睦事を聞かれているかもしれないのを二人は知らない訳ではないが、あっという間にその恥ずかしい気持ちも吹き飛んでしまう。
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