戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第49章 天女と淫靡な愛をする ―信玄源氏&女三ノ宮―<R18>
「衛門の督は舞にとってどれだけ大切なんだ?」
信玄は御帳台の中で舞を抱き締めて背中を撫でながら問う。
「ふふ…信玄様、妬いてらっしゃるの?」
くすりと微笑む舞は続けて話す。
「衛門の督は特別です。だって私と衛門の督の間で薫が産まれているんですもの。私と信玄様の間には子はおりませんでしょ。だから衛門の督の存在は、私にとっては信玄様とは違う意味で特別です」
「俺も特別なのかい?」
信玄が背中を撫でる手を腰の辺りにまで撫でおろすと、「あっ」と小さく舞が声をあげる。
「勿論です…貴方は私の夫ですもの」
「そう、良かった。それじゃあ」
するりと撫でていた手で舞のあられもない部分に触れる。
「…俺たちでもう一度、良いかな」
信玄の言う事に舞はくすくすと笑い、信玄の首に両腕を回す。
「勿論です。私も同じ事を思っていましたわ。それに信玄様、貴方様のお誕生日ですもの。私は貴方様の妻ですから、誕生日はさすがに二人で居たいですわ…んっ…」
信玄は最後まで言葉を言わせない、と言わんばかりに舞に口付ける。
「信玄さまぁ…はやく…ほしい…」
濃密な二人の愛は始まり、信玄は思う存分舞を抱いてこうして信玄の誕生日は過ぎていくのだった。
<終>