戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第49章 天女と淫靡な愛をする ―信玄源氏&女三ノ宮―<R18>
「あ…あ…っ、えも、んの…か、みぃ…」
舞も激しく動く衛門の督につられて腰を自らも揺らし、そして二人は達する。
「あ…舞…さ、ま…っ」
「だめぇ…まだぁ…っ」
「あっ、あっ」と息を荒くし全身を震わせる舞にずんと思い切り腰を打ち付け、衛門の督も中に自分のものを吐き出す。
その二人の様子を見ながら信玄は、舞の乳房を弄びつつ、二人の動きは若い者同士の技の無いものだな、と冷静に判断し、自分ならこうしたな、と内心思うのだった。
「舞…どうだったかい?二人のおとこに愛された感じは」
信玄に聞かれ、大きく息を吐きながら舞は答える。
「はい…すごく…気持ち…良かった…です…」
「そうか。それでは三人でした甲斐があったな」
信玄は余裕のある表情で舞を見て、頭をぽんと撫でた。
「衛門の督もなかなか良い動きだったな。若いというものは良いものだな」
「はっ、ありがとうございます」
閨であるにも関わらず、しかしながら衛門の督は準太政大臣である信玄を敬う。
「ここは閨だぞ。ここではお互い、ただのおとことおんなとして振る舞いなさい」
信玄は閨では対等だ、と衛門の督に教えるものの、衛門の督は「ありがたき」とまだかしこまっていた。
そのうち夜が明ける頃となり、衛門の督は闇に隠れるうちに去って行った。