戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第49章 天女と淫靡な愛をする ―信玄源氏&女三ノ宮―<R18>
信玄は小さく震える女房を優しく横たえると、手馴れた手つきで下袴の紐をするりと解く。
紐を解くと全ての衣装がゆるみ、来たばかりという女房の若々しい裸体が目に入った。
全てを弾くような弾力のある白い肌に、信玄は暗い中であるのに眩しいものを見るように目を細め、「いいねぇ」と一言言い放ち、そして、指を一本女房の唇へ当てるとそれを下へ滑らせ、首から胸の中心を通り、へそ、そして秘部へ到達する。
女房の全身がぴくりとするものの、信玄は気にせず秘部を指で撫でた。
「あ…あぁ…」
小さく声を漏らす女房に、指を上下にすりすりと動かし割れ目を撫でつける信玄は、女房の状況を冷静に見ながら、あっさりその慣れた指遣いで女房を絶頂へ導く。
からだを震わせて全身を硬直させた後、弛緩する女房へ己の猛るものを押し込む信玄をやすやすと受け入れるからだに、『成程、震えていたのは慣れていなかっただけで、おとこを知らない訳ではないのか』と、信玄は内心がっかりする。
信玄は女房に自分の欲を放ち、しかしそれだけで終わらず、ちゃんと甘言で女房の心も蕩かし『信玄様は素敵ね、私のような女房風情でも甘やかしてくださったの』と、自分自身の株をあげる事にも務める性質で、むろん今回もその女房へ事後の甘い言葉を吹き込む。
「ああ…きみは素敵だな。俺と相性の良いからだをしているようだ。またこうして相手をしてくれるかな。もっときみを開発して、もっとお互いに気持ち良くなろう」
「はい、信玄様…」
女房もすっかり信玄の言葉を信じ、またこうして呼ばれる日を待つのだった。
「俺の誕生日か…忘れていたな、もうそんな頃か」
惟光に言われ、信玄は目を細めて遠いものを見るような表情を見せる。
「母である桐壺更衣様が亡くなり、その母であるおばば様にお育ていただいていた頃に、祝っていただいたのを思い出すな…」