戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第43章 再会する愛 ―家康蔵人&姫―<R18>
「ここ、気持ち良いところでしょ」
「あ、あん、そう、そこ…良いっ…もっと…」
悶える舞の気持ち良いところをえぐるように突き、また舞が達するのに合わせて俺も欲を放った。
「…いえ…やす…さま…」
すっかりからだのちからが抜け、くったりとした舞が口を開く。
「激しくて…すっかり恥ずかしいくらいに乱れてしまいました…」
「いいよ。俺の前だけならうんと乱れてくれて」
俺は可愛い事を言う舞の額に口付けて言う。
ふわりと笑顔を見せる舞は、たった今まで妖艶に乱れていたとは思えない清楚な微笑みだ。
おんなの変わる姿をまざまざと見た気がした俺は、夜が明ける前に去る作法に則り、衣装を着付けた。
「それで、文はどこへ出せば良い?」
名前以外を言わないから文をどこへ贈れば良いのかわからず、もう一度尋ねると舞は俺が驚く名前を出してきた。
「家康様は帝に妹が居るのをご存知?私は帝の妹なの」
俺は息を呑む。
確かに帝に大層美貌な妹姫がいられるのは知っていたが、何故宮中にいて、それも女房や女官たちが寝起きする廂の間などにいたのか。
俺の驚いた顔に気付いたのか、舞はくすくすと袖を口元にやって笑う。