戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第33章 八ノ宮中君の巻―家康ノ宮と三成ノ君-<R18>
そして続けて言う。
「でも、家康様は右大臣様の姫様ともご結婚なさって、これからは毎日私のところへはいらっしゃれないのがわかってます。だから子の面倒を見る事で、家康様のいらっしゃらない寂しさを紛らわせているんです」
「…そう…」
こう言われたら俺には何も言えない。
俺のほうが右大臣の姫と結婚したという負い目があるのだもの。
「これからも寂しい思いをさせてしまうだろうけれど、そうしたら子がいるから乗り切れそうだね」
半ば嫌味のように言ってみると、舞は俺を悲しそうに見る。
「本当は…毎日家康様に来ていただきんです。でも右大臣様のところへ行かなくてはならないのも重々わかっています…一人寝は寂しいです…だから子の面倒を見ることで、それを我慢しているのです…私の夜は家康様と共にいてこそ、なのですもの…」
そんな事を言われたら、俺は右大臣のところへ行かれなくなりそうだ。
俺は乳母に子を預けさせて二人きりで御帳台に籠り、会えなかった分、何度も何度も舞を快楽へ堕として、またしばらく会えなくても我慢出来るように絡みあった。
「いえやす…さまぁ…」
甘い声をあげる舞に、俺のものは益々猛り、何度でも舞は昇り詰める。
二人だけの快楽は、俺にはもう一人の姫との快楽にもつながる。
舞はここに触れてこうすると更によがって悦ぶけれど、右大臣の姫はもう少しズレて悦ぶ動きもやはり違い、そんな違いを探して二人のおんなを悦ばせられるようにするものも俺の愉しみでもあるんだ。