戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第33章 八ノ宮中君の巻―家康ノ宮と三成ノ君-<R18>
家康様が私を愛してくださる。
殿方から愛されるなんて、宇治に住む私には縁のない事だと思っていたわ。
おねえさまと二人、いつか尼になって、死ぬまで二人で寄り添って生きて行く、そんな人生だと思っていたの。
だけれど、おとうさまを訪ねていらした三成様がおねえさまを愛され、三成様から私たちの事を聞かれた家康様が、私へ興味を持たれて文をくださったのは、ただの暇つぶしで恋のお遊びだとばかり思っていたから、お返事も通り一編の恋とは無縁なありきたりなものしか差し上げず、だから、まさか宇治までお越しくださって、こうやって私相手に恋を囁いてくださるとは到底思えず、今のこの愛も夢のように思われてならないわ。
「本当に可愛いよ。そろそろ俺も良いかな」
そう言って家康様はご自身を私の中へ挿しこまれる。
初めて殿方を迎えるのは、本当は怖くて痛いのだけれど、家康様は私の事を気遣ってくださるから、怖くても痛くても我慢しようと思う。
家康様が動かれると私のからだも揺れ、胸も揺れるのが恥ずかしいけれど、家康様は喜ばれて片方に手を伸ばしてそのふくらみに触れてくる。
頭の先から爪先まで、からだ全身で家康様を感じて悦びに震える。
家康様の美しいからだが私を感じた事の無い快感へ導き、私はその快感をもっともっとむさぼりたくてならないの。
「家康…様…もっと、欲しい…です…」
恥ずかしかったけれど言ってみたら、家康様は私を抱き締めて言ってくださる。
「いいよ、もっと俺をあげる。だからもっと厭らしく淫らな姿を俺の前で見せて」