戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第27章 六条御息所の巻―蘭丸中将-<R18>
「蘭丸様、後生(ごしょう)ですから、私は今日は具合も悪いのです。だから今日はこのままお引き取りください…そしてまた私が元気になりましたら、お話し致しましょう…」
抱き締められたまま拒否を続ける舞に、蘭丸中将は更に上をいく。
「嫌だ、離さない。離したら次が無いのはわかってるよ。もう舞様は俺のもの。
俺をさんざん焦らして楽しかった?ねぇ、舞様」
蘭丸中将得意の、年上の女人を堕とす時に使う、甘えながらも自分の動きやすい方法に話しを持っていく手法に、舞も絡めとられていく。
「いけませぬ。私は貴方より年上です。
私ではなく、蘭丸様には、ちょうど良いお年頃の姫様をお相手になさいませ…!」
「いつまでそんな他人行儀な言い方するんだよ。舞様、これから貴女は俺の舞様になるんだから、そんなしゃべりかた、しないで欲しいな」
「蘭丸様…お願いです…うんと年上の私ではなく、お年の近い姫様をお相手なさいませ…」
「だーかーらー。そういう年頃の姫には飽き飽きしてるの。
それより、いろいろな手管を知り尽くした、おねえさまにお相手して欲しいんだってば」
蘭丸中将は甘え攻撃で、舞の逃げ道を塞ぐ。
抱き締めて囁きながら、片手はゆっくりと下袴の紐を探り、舞が気の付かぬうちにそっと解いていた。
「あ、ちょっと…駄目、だってば…袴が…」
舞も蘭丸中将の攻撃に、だんだんと繕わぬ口調になる。
「ああ、もう、舞様、すごく可愛い。そういう話しかた、もっと聞かせて」
蘭丸中将は嬉しそうに言って、舞の耳元に何度も口付け、そして舌を這わせていく。
「蘭丸様、駄目…私じゃなくて…あ、あ…っ…」