戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第23章 女三ノ宮の巻―信玄中将-<R18>
舞の声に衛門の督は熱に浮かされた病人のように、言われるがまま指を中に入れ擦り出す。
「…あああ…っ!」
『信玄様の指はもっと緩急をつけた、穏やかで大人な余裕の有る動きだったけれど、衛門の督は激しくて、私が狂いそうになるような動き…』
信玄中将とは違う激しい動きがすっかり舞は気に入り、達した後も衛門の督とつながりたくて腰をくねらせ、色っぽくねだる。
「衛門の督…ねぇ、早くひとつになりましょう…私とでは…いや?」
「いえ、そんな事はなく…良いのですか、俺で…」
ここまで積極的な舞に、さすがに引き始めている衛門の督に、もう少し気持ち良くしてもらわなくては、と舞も演技を続ける。
「まぁ…ひどいかた…信玄様に輿入れする前にお慕いしていたかたなのに。
おとうさまに輿入れするなら衛門の督様にして欲しい、とお願いしたのですわ。
でもおとうさまが、今の身分なら信玄様がよろしい、とお決めになってしまったの。
私がお慕いしているのは衛門の督、貴方なのに…私がやはり信玄様のものになってしまったから、もうお嫌なのですね」
「いえ…っ、そんな事はありません…!良いのですね、本当に」
ぎゅっと一度強く舞を抱き締めると、からだを舞の足の間に入れ、衛門の督は時がもったいない、と言わんばかりに自分の熱を舞に埋め込んだ。
「ああ…ん」
軽く舞が喘いだが、そのまま衛門の督は、堰を切ったように激しく腰を振り、舞を熱情の底へ突き落していく。
『この動き…っ、やっぱり若いおとこはいいわ…激しくてヨすぎ…ああ、だめ…』