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戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉

第23章 女三ノ宮の巻―信玄中将-<R18>


その夜、二人は寝ずに睦みあい、抱き合って夜明けを迎えた。

腕の中に舞を抱き留めている信玄中将は満足に思う。

『すっかり俺の手管の虜になったはずだな。
これなら大人しく雅やかな姫に変貌しそうだ』

閨の舞はとても素直で可愛かった。

潤んだ大きな瞳でもっとシたいと見つめて、ねだられ、信玄中将もその姿に自分の熱が更に高まるのを抑えられず、何度も欲を舞に放出したのは否めない。

「う…ん」

信玄中将の腕の中にいる舞が目を覚まし、ぼんやりと自分の今の状況を思い出す。

何故自分が信玄中将の腕の中なのか、ようやく気が付いた舞は目を完全に覚ましてぱちくりとさせ、ふぅと大きくため息をついた。

『ああ、なんて気持ち良いのかしら…おとこと抱き合うって…』

更に舞は考える。

『でも…信玄様が一番気持ちいいのかなぁ。
もっと若いおとことスれば、もっと違う感じに抱いてくれるのかなぁ。
信玄様、私から見ればおっさんだからさ、何ていうか手管に入っていて、もっと強引さが欲しいのに、その辺はもうないみたいだしさ…』

信玄中将が聞いたら、卒倒しそうな言葉の羅列だった。

信玄中将と話すのはめんどくさいと、信玄中将が先に起きて舞から離れるまで、舞は寝たふりを続け、その間考えた。
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