戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第23章 女三ノ宮の巻―信玄中将-<R18>
信玄中将は女三ノ宮こと舞に、呆気にとられぱなしだ。
外見は美しいのに、蓋を開ければとんでもないじゃじゃ馬で、平気でシても良いと言い放つ。
そういえば、まだ経験はない、と言っていたな。
ふと、信玄中将は気付く。
ではそれを餌におとなしく、雅やかに変化(へんげ)させる事が出来るかもしれない、な。
信玄中将は気を取り直して、艶めいた笑みを浮かべ、舞に話し掛ける。
「俺と寝て、経験してみようか?舞を快感の底へ堕としてあげよう」
途端、舞は目を見開き、信玄中将に言う。
「ほんと?シてくれるの?やったぁ!これで私も経験者だぁ。
他の内親王に負けないから!」
するのに負けるのも勝つのも無いのだが、他の内親王と張り合いたいのだろうか?
「おいで。大人の恋の駆け引きを教えてあげよう」
信玄中将が手招きすると、舞は大人しく信玄中将の腕の中に入り込んできた。
どれ、がちがちの生娘を、雅やかな天女になる様に誘おう。
信玄中将は膝の上に座らせた舞の頭を撫でながら、舌で首筋をゆっくり舐め上げる。
「…くすぐったい」