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戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉

第18章 梅枝の巻―番外編-あとがき


番外編をお読みいただき、ありがとうございました。

源氏と蛍兵部卿の宮が、女人達に作ってもらった香を聞く場面が印象的なこの巻を、書いてみたくて、でも、男複数女一人の状況でどう書いてよいのか迷いました。

やってみたのがよしながふみさんの「大奥」。
あの、男女入れ替わった作品です。

しかしやってみると混乱しまくり。
源氏は姫ちゃん、おんなぎみ達は武将様。
あれ?武将様の衣装はどうする?
おんな帝に入内するなら、明石の姫は姫ではなく若君?

もう、しかたなく、そのままにしました。
あくまで源氏は姫ちゃん、それぞれおんなぎみは武将様ですが、姿もそのまま。
政宗さんは香の達人という触れ込みなので、そのまま蛍兵部卿の宮の役でした。

ところで、ごく小さい伏線ですが、答えは三成様の「荷葉」です。
花散里が「荷葉」一種しか整えないのは知っていたので、花散里の巻を描いた時にこの香の名前を記しておきました。
実際、源氏が何の香を使っているのか、記載は無いのです。
ショートストーリーで三成様生誕記念のお話しを載せましたが、この時も「荷葉」の香が出てきました。
三成=荷葉、と作者の頭の中はなっております。

まぁそんな状況でしたが、また次はいつものお話しに戻ります。
最後になりますが、よろしければ、次の姫と中将の愛もご覧いただけると幸いです。

H29/12/22
あやは拝

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<一年後の感想>

一年過ぎてないのですけどね、実は最初から書き直したいと思っていた巻です。
どうにも失敗作という気がしていて、でも、読み直してみたら、そんなに悪くないかな、という気もしてきて、本当に少し訂正を入れただけにしました。

この時代の香は調香なので、戦国時代になって政宗が達人と言われる香道とは違います。
いわゆる香道は香木を削って、それを火にくべて香りをたちのぼらせるものです。
有名な香木は、正倉院の「蘭奢待」。東大寺ですね。
何故東大寺かと言うと「蘭」の中に「東」、「奢」の中に「大」、「待」の中に「寺」の漢字が含まれているからです。
これについては拙作ショートストーリー集の中の「東大寺」という作品にて同様の事を書いております。

長くなりましたので次の修正へ参ります。

H30/08/19
あやは拝

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H30/11/24
part1~part3をひとつの章にまとめました
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