第12章 霜月と…。
「ふふっ、改めて自己紹介した方がいいかな?」
『え、あ、はい…。』
「僕は霜月隼、君の旦那さんになる男だよ?」
『え、だ、旦那さん……?』
「そう、旦那さん。」
『旦那さんって…なんで…?』
「お父様達がそう決めたんだよ…?残酷だよねぇ…僕たちに恋愛の自由を与えてはくれないんだから。」
『私…隼と結婚するの…?』
「そうだよ?僕じゃ不満?」
『……よくわからない…。』
俯く私に隼はそっと近づく。
「僕じゃなきゃ嫌って言わせてあげるよ。」
そのままギュッと抱き締めて頭を撫でてくれる隼は何処と無く王子様みたいでカッコよかった。
「ねぇ、君の名前を教えて?」