第11章 子供と隼とProcellarum。(前編)
その場にいた全員が凍りついた。
まさかとは思っていたが、アカリちゃんの両親が亡くなっている。
じゃあどこでどうやって過ごしていたのだろうか…?
身内を名乗る女性の元で?それとも…。
「…それについてだが、先程警察から連絡があって児童養護施設の人から行方不明の子がいると。
その子の名前が望月アカリと言うらしい。」
「それってつまり…アカリちゃんは施設で暮らしてて何らかの理由で脱走してきたってことですか?!」
『そんな?!』
驚く私と夜をよそに隼さんと始さんは話を続ける。
「それだけじゃないんだよ、流那?
実はね、その身内を名乗る人が。」
<君のお母さんなんだよ。>
『えっ…。』
「流那の…お母さんが…。」
「アカリの身内…?」
頭がついていかない。