第11章 子供と隼とProcellarum。(前編)
隼さんの事はさておき。
アカリちゃんの話を詳しく説明する。
「なるほどな…ここに来るまでに何があったのかはわからないわけだな。」
『そうなんです、身元がわかり次第そちらに引き渡すつもりなのですが…。』
「まあそれでいいんじゃねぇの?この子にはこの子なりの理由があってうろうろしてたんだろうしな?」
陽がアカリちゃんの頭を撫でる。
嬉しそうに撫で受けるアカリちゃんが可愛くて和む。
「じゃあ、その間のご飯は俺と葵で作ってみますね?」
『いいの夜?大丈夫そう?』
「うん、これもいい経験になりそうだし今週内なら仕事はそんなにないから大丈夫だよ。」
「じゃあ食事類は夜と葵に頼んだ。」
「はい、任せてください。」
「ふふっ、うちの子達は優秀で僕は鼻が高いよ。」
『隼さんも何かしてください。』
なぜかナチュラルに抱きついてくる隼さんにアンクロを決めて放置する。
「基本的にはグラビの管轄ってことでいいのでしょうか?」
郁が首をかしげている。
「まあ、そういうことだな。」
あ、この声は。
「始っ!!会いに来てくれたのかっ(((((((」
またもやアンクロ。
しかも本家。
「はぁ…/////幸せ//////」
「キモッ!!」
「あ、あはは…。」
ドン引きの陽と苦笑いの夜。
その他の面子も同様な表情。
「ねぇ、流那…?」
抱きついてくる涙。
「どうしたの?涙?」
抱き止めて頭を撫でてあげる。
「アカリ…確かに流那にもにてるけど…【始にも似てるよね?】」
その場にいた始さんと隼さんとアカリちゃん以外の全員が凍りついた。