第10章 子供と始とSix Gravity。(前編)
「お母さん?」
始さんが不思議そうな顔をしてこっちを見る。
『あ、えっと、私の母です。』
慌てて立ち上がり母を紹介する。
「初めまして、睦月始さん。
月原流那の母の月原結衣です。
娘がお世話になってます。」
深々と頭を下げる母。
「(月原結衣…?どこかで聴いたことあるような名前だな…。)
初めまして、ツキノプロダクション所属、Six Gravityの睦月始です。」
合わせてお辞儀をする始さん。
『え、えっとー…お母さんはなんでこんなところに?』
「少し大事な用事を済ませてきたところなの。」
『そ、そうだったんだ?』
「ええ、あら、いけない!そろそろいかなくちゃ…。
流那ちゃん?また今度ちゃんと話しましょうね?
睦月さん、娘を…よろしくお願いします。」
「もちろん、きちんと面倒見させてもらいます。」
「じゃあ、お母さんいくね?
元気で、風邪引かないようにね?
たまには帰ってきて顔を見せてちょうだい?」
『わかったよ、ありがとうお母さん。』
そんな話をしているうちに始クラスタはどこかに行っていて私たちは寮へ向かった。