第8章 雨音とぬくもり。(涙ルート)
その日の夕飯のあと、お風呂をあがって寝巻きに着替えた私はプロセラ側の共有ルームにいた。
「流那…。」
すると同じくお風呂上がりらしい涙が膝枕してほしいとおねだりしてきた。
『どうしたの涙?今日は甘えん坊さんだね。』
膝(太股)の上に乗せられた涙の頭をあやすように撫でてあげると涙は気持ち良さそうに目を細めた。
「流那になら、甘えたい。」
ボソッとそう呟く涙に驚きながらもなにもなかったかのように柔らかい髪をすくように頭を撫でてあげる。
『そっか、涙が甘えたいならいつでも言っておいで?膝枕くらいならいつでもしてあげれるから。』
「うん、ありがとう。」
しばらくすると通りすがりの陽が涙にずるいーなんて言っていて思わず笑ってしまう。
『これは涙だけの特権だよね。』
「うん、陽はダメ。」
「なんでだよ?!」
ほら、だって後ろでお母さ((((「お母さんじゃないからね!(本日2度目)」……えっと、夜がね、すごーい怖い顔してるんだよ?
「おお…夜…いつのまにそこに…。(ガクブル)」
『そうだねぇ、涙が膝枕してってお願いしに来たときにはもういたねぇ。』
「食器の片付けしてたからね。」
満面の笑みなのにものすごく恐ろしいオーラを纏ってますね。
完全怒ってますね。
「陽?今度流那ちゃんにセクハラしたら…わかってるよね。」
いやぁ、怖い。
「あ、いや、わかってますよ?だからほら、落ち着けって。」
『これ録音しておけばよかったなぁ。』
「えっ!流那?!」
『新なら鳩尾を殴ればしばらくは黙ってるからいいけど陽は避けるからね。』
「いや、だって絶対いたいじゃんあれ!」
『ためしに今度受けてみる?』
「え、遠慮しときます。」
そんなやり取りしてるうちに膝の上の涙から寝息が聴こえてきた。
「涙、寝ちゃったね。」
どうしよう。
「おーい、お前らー?そろそろ寝ろよ?」
『おーナイスタイミング海さんー!』
現状を説明して眠ってしまった涙は海さんに部屋まで連れていってもらった。
二人と別れ、今日の涙は可愛かったななんて思いながら部屋に戻った。