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ツキノヒメ。

第8章 雨音とぬくもり。(涙ルート)




【涙side】


流那の収録が再開した。


僕は大と一緒に流那の収録を聴いてたんだけど、初めて聴いた流那の歌声は、とても暖かく優しく透き通っていて…。


「ッ…!」


「お?どうした涙?」


「……綺麗…。」


なんというかとてもこの歌声が好きだった。


いままで流那のことはどこか遠くに感じていたけどこれを聴いているととても近くに感じて心なしか好きになれた。


歌っているときの表情も優しくて包み込んでくれるような、そんな表情をしていた。


僕は徐々にその歌声に包まれていって、心がとてもふわふわしていた。


心地よかった。


だから流那の事がもっと好きになった。


たくさん話したかった。


彼女ならどんなことでも話せるかもしれない。


そう思えた。
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