第5章 ロミオとジュリエット。(隼ルート)
「フフッ、僕らのお姫様にそんなこと言ってもらえるなんて、歓迎だね。」
と笑い返す隼さんはとても綺麗で、少しドキッとしながら帰宅の準備を続ける。
隼さんは紅茶を飲みながらくつろいでいた。
そんなまったり空間を満喫しつつ、自分もお茶でも飲もうと立ち上がった、その瞬間。
≪そんなの嫌よ!!どうして!!≫
と、扉越しに大声が聞こえた。
「おやおや…。」
さすがの隼さんも突然のできごとにTカップをテーブルにおき扉の方を見つめている。
私たちが呆然としていると扉の外では続きが繰り広げられていた。
≪俺だって、こんなにも愛している君と離れなきゃいけないなんて…そんなの嫌だよ。≫
え、なに、修羅場?
突然のできごとすぎて頭の整理がつかない私と、飽きたのかまた紅茶を啜り始める隼さん。
『隼さん、これ、どういう状況なんでしょうか?』
「さぁ…?ただ1つ言えることは修羅場だってことかな?」
『いや、それはわかってるんですけど…。』
どうしよう、帰るにもまだいるにも気まずい。
『どうしましょう…?』
マネージャーも来ないし、これ聞いてないといけない感じ?
≪私、私がいけないの…。
私がモデルなんかにならなかったら…こんなことには。≫
はい?モデル?
「どうやらモデルさんとその彼氏さんのゴタゴタみたいだねぇ。」
『いや、それはわかってますよ?』
「冷たいねぇ流那は。
さっきからそれしかいってくれないじゃないか。」
『すみません、さすがの私も突然のことすぎて頭回ってません。』
「おやおや、じゃあこっちで一緒に紅茶でも飲むかい?」
あぁ、魔王様はいつものペースですね。