第5章 ロミオとジュリエット。(隼ルート)
『お茶あるので大丈夫です。』
とカバンから魔法瓶をとりだしほうじ茶を飲む。
ってそんな場合?!
『じゃなくて、とりあえず…ドア開けてみても大丈夫だと思います?』
「んーそれは…流那に任せるよ。」
と怪しく微笑む。
魔王様、怖いんですけど。
『じ、じゃあ、とりあえず…失礼しまーす。』
「中からなのにかい?」
という適切なツッコミが痛い。
そうして、ドアを開けると目の前では…かの有名な読者モデルAさんと、このテレビ局で働いてるADさんが…。
あの、はい…。
『しっ、失礼しましたっ!!』
「どうだったのかな?」
面白そうにこちらを見ている隼さん。
まさか、この人…何となく察した上で私に託したな?!
『ご想像にお任せします。』
「えー、それじゃあつまらないじゃないか。」
Tカップをテーブルに起きこちらまで近付いてくる隼さん。
私の目の前まで来ると突然、私の腰に手を回してきて抱き寄せる。
『えっ、し、隼さん?』
この人はなにがしたんだ!って思いながら硬直していると綺麗な指が私の顎をすくい、顔が近くなる。
『し、隼さ…。』
「こういうこと、してたんでしょ?」
顔を近づけてくる隼さん。
綺麗な瞳に見つめられて、身動きがとれなくなる。
互いの吐息が混ざりあい、体が熱を帯てくる。
ああ、ダメ!こんなの、心臓もたないっ!!
『っ!!ダメです隼さん!!』
と、隼さんを押し退ける。
すると隼さんは突然大笑いし始める。
「ッ…ハハハハッ!!」
『笑わないでくださいよっ!!』
「ハァ…ハッ…フゥ……ごめんごめん、余りにも流那が面白い反応してくれるから、つい。」
『つい、じゃないですよっ!もう!!』
真っ赤になりながら下を向く私を隼さんは面白そうに見ていた。