第4章 雨とお日様。(新ルート)
【流那side】
10センチの身長差がある新に合わせて傘を持っているのが地味に辛くなってきた。
10センチなんてそんなに変わらないと思ってたのに。
地味にセクハラな話をしてくる新の鳩尾を殴り誤魔化してみたけど、やっぱり辛いな…。
手がつりそう。
そんなことを思ってると新に突然声をかけられた。
『なに?』
返事をした瞬間、新の手が傘を持つ私の手に触れて。
≪ドキリとした。≫
「ごめん、持たせちゃってた。」
そう言って傘を持ってくれる新。
そんな新が突然カッコよく見えて。
少しだけ頬が赤く染まった。
『いや、だって…新も葵も仕事で疲れてると思ったから。』
ボソッと呟くと新はクスッと笑い。
「そういうことか、ありがとな?」
私の頭を、撫でる。
どうしよう、こんなの……想像もしてなかった。