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偉大な海賊

第1章 偉大な海賊


真っ黒な船体が、暗い海にぽつんと浮かんでいる。
その甲板で、私は一人風に吹かれていた。

(このまま進めば、明日の日没までには着くわね)

そんなことを考えていると、背後から突然に声がかかった。

「よう、お嬢さん」

この飄々とした物言いは間違いなく彼だ。

「何の用?ジャック」

振り向くこともなくそう言うと、ジャックは手すりに寄りかかっている私の隣に立って同じようにした。






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