第128章 戻る
三成の言に舞は頷く。
「そう。あ、これを頼まれてたんだ」
舞はスマホを鞄から取り出すと、全員が興味津々にスマホを見つめた。
「ちょっと待って」
電源を入れて立ち上がるのを待ち、舞は佐助が録画した動画を三成達に見せる。
『三成様、お元気ですか?』
黒い四角い物体から、いきなり未来の妊婦姿の葉月の姿が表れ、しゃべり出したから武将全員がのけぞった。
「うわ、何だ」
「しゃべった!」
「妖怪か!?」
「動いたぞ」
「何様だ」
「…葉月さん」
思った通りの武将の対応に、佐助が急いで説明する。
「皆さん、落ち着いてください。これは未来の道具で、未来で葉月さんの姿を録画と言って、姿をこの中に収める事が出来る技術を用いました」
「そんな事が出来るのか…未来は…500年後、すごい世界になってそうだな」
政宗が面白そうに言った。