第106章 悦ばせる（R18）

手で三成を悦ばせると以前言った手前、とうとう葉月は挑戦する事になる。

「むー、がんばります」

意気込み勇んで言う葉月に、三成は苦笑する。

「がんばらなくて良いので、何というか色っぽくお願いします」

「い、色っぽく、ですか？うーん？出来るのかなぁ、えーとがんばります」

「いえ、がんばらなくて良いです…」

不毛な会話を続けても仕方ないと諦めた三成は、褥に座り、目の前に葉月も座らせる。

「さ、握って」

下帯から熱を取り出した三成は、葉月に言う。

葉月はまだくんなりしている熱をそっと握る。

「…っ」

葉月に握られただけで、三成は軽くうめき、葉月は驚いて三成を見る。

「…ああ、大丈夫です。そのまま上下に軽く動かして…そうです、ああ、良い…」

言われた通り、葉月が上下に扱き出すと、三成の声が甘やかに変貌し、熱もすぐ硬く屹立する。

「葉月さん」

呼ばれて顔をあげると口付けを求められ、葉月は膝立ちで三成へ顔を寄せ、口付けする。

三成に後頭部と腰を抑えられ、三成に口の中を舌で丁寧に愛撫され、唇を離した時には葉月の顔は真面目さが抜けて、とろりとした顔が現れていた。