第80章 蕩ける(R18)
口付けが深く、三成の舌が葉月の口内をうごめき、葉月の舌を捕まえる。
まだ葉月の動きはたどたどしいが、自分の手でおんなにした愛しい娘。
一生懸命三成に応える姿が可愛らしく、もっともっと欲しくなる。
回した後頭部の手を背中へおろし、少し後ろへ力を加え葉月を横たえる。
三成は少しまだ湿っている自分の髪の毛をかきあげ、紫の瞳で葉月を映し出す。
「三成様の目に、私が映ってます…」
葉月が恥ずかしそうに小さく言う。
「そうですね…貴女しか見えてませんね」
三成も答えると、葉月へ口付ける。
片手で夜着を暴いて、昨日の痕が残る葉月のからだをさらけ出す。
「ずいぶん痕が残ってますね」
「…それは、三成様がされたんでしょう…っ」
葉月が赤くなって言い返す。
「じゃあ、もっと痕をつけて、もっと貴女は私のものとわかるようにしておきましょうか」
「えっ…」
三成は葉月のからだを横にすると、髪の毛をかき寄せ、うなじに唇を這わせる。
「…みつ…っ」
ぞわりとした感触が背中を這う。