第66章 甘い囁き(R18)
「ほら、もうこんなです」
触れられ感じてそこが硬くなる。
「ふぁ…っ」
ため息とも喘ぎ声ともならないような声をあげる葉月。
そして、三成の首に回している腕の力を更に入れて、崩れ落ちないようにする。
三成は胸から右手を外し、葉月の帯をしゅるりとほどく。
二人はまた口付けをし、その間に葉月は片手ずつ腕を離し、三成は葉月の着物を脱がせてゆく。
唇を離すと、葉月の潤んだ瞳が三成の紫の瞳に映る。
「どうしました?そんなに潤んだ扇情的な表情をして」
三成が微笑んで焦らすように言う。
襦袢姿になった葉月はその三成の態度に、戸惑ったように目線を泳がす。
「せ、扇情的な表情なんて、して、ません…」
「いえ、自分で見えてないからですよ。
そんな色っぽい表情されたらたまりませんね」
三成は襦袢の中に手を入れ、また胸に手を沿わし触れてゆく。
「ん…あ…」
ため息のような喘ぎがまた葉月の口から漏れ出る。
「ああ、良い声ですね。葉月さん、本当に貴女は良い声で啼きます」