• テキストサイズ

イケメン戦国 「めぐり逢い」

第57章 初めて(R18)


ゆっくりではあるものの、今迄感じたもののない場所の痛覚を葉月は覚える。

「あ…い…た…っ」

「痛い、ですか?」

三成が挿入を止めて、すぐ気が付いて聞いてくる。

その紫の瞳は余裕の無さが揺らめいていた。

そんな瞳で見つめられ、自分の痛みより、三成の行為を優先させよう、と葉月は思う。

「だ…大丈夫、です…」

「そう、ですか…」

途中のまま、三成は葉月に色気を含んだ瞳で少し微笑む。

「また痛かったら言ってください」

「…はい」

そうして、また三成は挿入を続ける。

あの瞳は相当自分を我慢していた揺らぎ。

それでも葉月を優先して気に掛けてくれる。

葉月は三成がそんな状況でも、自分を大切にしてくれていると感じる。

その時、葉月の瞳から涙がひとすじ、ほろりと流れた。

三成はその涙を見て驚く。

「葉月さん、痛い、ですか!?」
/ 565ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp