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既知ですが、あれから私は諜報員です。

第1章 あれから2年経ちました


「オリヴァー!ティナ!頼んだよ!」


有名な観光都市を疾走する1台の車
とても浮いているだろう

そして、もう数台
私たちの後ろからずっと追ってくる


バンバン!!


私は車の窓から身を乗り出して
オリヴァーと応戦する

とりあえず1台をパンクさせる


オリヴァーは相変わらず銃撃戦は得意だから
何台もの追手をクラッシュさせる


「オリヴァーさっすが〜!」


「ホールさん
この先敵が尋常じゃない数潜んでいます
どうしますか?突破しますか?」


ターゲットを羽交い締めにしているエリオット
情報機器を扱いこなすフィル


「ああ、もちろん 突破するよ
エリオット、殺さない程度に頼むよ
フィル、そのまま情報集めて
オリヴァーは後方
ティナは前方の敵をやってほしい」


「「「「は〜い!/了解です/おう/はい」」」」


私がlexxに入って2年
そして、調査偵察班に配属されて2年は経った

弱かった2年前の私はもういない
オリヴァーから銃を教わり
フィルから情報機器の扱いを教わり
エリオットから洞察力を教わり
ホールさんからは運転、操縦を教わった


そう… 私は2年で少しは変わったのだ

美しい景観に立ち並ぶ建物から
こちらを狙っているスナイパーを大勢見つける

今だ…!


バンバンバンバンバンバン!!!


「ティナ、腕をあげたね
助かったよありがー」


バン!


「うっ…」


「ホールさん大丈夫ですか?!」


運転技術がピカイチのホールさんが狙われた
肩を負傷しているから
このままじゃ私たちの車が…!


「ホールさん!
アクセルとブレーキをお願いします
私がハンドルを持ちますから!」


「わかった、頼んだよティナ
ティナの運転に合わせて俺も調節するからね」


そう言ってぐんぐんと加速する
大きな広場で海陸追跡班の大型ヘリと合流する
それにこの車ごと乗り込む


「ティナ!敵が多すぎるから細い道入れ!」


オリヴァーでも手に負えない程敵が増えていく
素早くハンドルを切り細い道に入る


石で出来た坂道を登ると…


「海陸追跡班のヘリですね〜!」


「調査偵察班!早く乗り込め!」


地上すれすれに近づくヘリ


「みんな行くよ!しっかり捕まって!」


ホールさんが思い切りアクセルを踏む
調査偵察班の車を載せたヘリはぐんぐんと上昇する
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