• テキストサイズ

《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第6章 名探偵は謎を解かない


やがて、おそ松さんは顔を上げ、確信に満ちた表情で大きく頷いた。

ええっ!?
もしかして、もう犯人が分かったの!?

驚いていると、トド松先輩が嬉しそうに叫んだ。

「おそ松さん! 犯人が分かったんですか? あのセリフ! あのセリフ言うんですか?」

おそ松さんが不敵に笑い、口を開いた。

「謎……」

「謎!?」
トド松先輩も復唱する。




「解け……」

「解け!?」




「ま」

「ま!?」













「せん!」



「……せん!? 『解けません』!?」

トド松先輩が思い切り突っ込む。

「ああもぅ! 出ると思った! あのセリフ出ると思ったあー! 出ないのかいっ! 期待したっ! 期待したあーー!」

謎のテンションでハシャぐトド松先輩。

「もう、やだなあ、トド松くん。俺、そんな安い男じゃないよ〜? 簡単にはあのセリフ出さないよ〜?」

おそ松さんがニヤニヤしながら先輩を肘で小突いた。

トド松先輩が興奮して叫ぶ。

「ああっもう! 和む! 和むわー! 和みすぎて怖いわー! 前の事件で1回和んじゃったから、もう大して和まないことでも逆に和んじゃうっ!」


/ 724ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp