第26章 十四松END〜鑑識さんとわたし〜(※)

「ゆりちゃん、耳もして……」

「もうっ、十四松さん、いくつ言うんですか？」

「お願い……」

仕方なく耳に唇を滑らせると、彼はビクビクと小さく震え、声を漏らした。

そろそろ、やめないと……。

「十四松さん、これ以上すると、傷開いちゃうので……」

「だめ！　もうちょっと！　次は首！」

強引に言われ、首にキスを降らせる。

「もう一回ほっぺ……」

首から頬へ、一気に移動した。

「じゃあ、そこから口……」

言われた通り、唇を重ねる。

「んぅぅ……んっ……ぅ……ンッ、ん……」

あれ？　おかしいな……。
いつの間にかまた唇にキスしちゃってる……。

十四松さんの舌が積極的に私の口内を舐め回す。
掻き回されるたびに子宮がドクンと脈打つ気がする。

「はぁっ……じゃあ、次はタッティにキスして……」

気持ち良さそうに息を吐きながら、無茶な要求をしてくる十四松さん。

「無理ですよ……十四松さん、動けないくらいなのに……」

「責任は自分で取るから……お願いっ！　タッティにもキス！」

もう、知らないから……。

ベッドの足元に移動する。
布団の上からでもはっきりと分かる、もっこりとした膨らみ。

ドキドキしてくる。

そっと手で撫でたあと、布団をめくった。
前開きのパジャマの上から下半身の膨らみを唇で挟む。

「うぁあっ！」
十四松さんが声を上げた。