《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第26章 十四松END〜鑑識さんとわたし〜(※)
「ん……」
甘い痺れが走る。
くぐもった息が漏れ、誘われるように唇を滑らせる。
「ん……んっ……ぅ……ん……」
気付けばどちらからともなく舌が絡み合い、止まらなくなっていた。
十四松さんの舌って、大きくて分厚いんだ……。
こぼれる息が熱くなる。
「はぁっ……ゆりちゃん……僕ほんとにタッティ……」
下半身に目をやると、掛け布団が膨らんでいた。
私とのキスで感じてくれたなんて、嬉しい。
「十四松さん……」
布団の上から膨らみを静かに撫でると、「ああっ!」と彼が声を上げて目を瞑る。
「あ、ごめんなさいっ」
驚いて手を止めると、十四松さんは苦しそうに息を吐いた。
「ううっ、タッティ収まんない……」
「もうやめますね。すみません」
無理させちゃったかも、と反省。
怪我してるんだから、刺激しないほうがいい。
十四松さんは首を振った。
「ゆりちゃん、お願い。もっとキス……」
「でも……」
「大丈夫……身体動かさないし……唇がだめならおでこでもいいから……」
おでこぐらいなら傷に影響ないよね?
弱っている十四松さんにお願いされると、なかなか断り辛い。
私は頷くと、十四松さんの前髪を上げ、おでこにキスを落とした。
「鼻もしてほしいっス……」
言われた通り、彼の鼻にチュッとくちづけする。
「ほっぺに……」
頬にもキス。