《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第26章 十四松END〜鑑識さんとわたし〜(※)
「さてと、片付けよっか! 重いものは僕がやるから、ゆりちゃんは小さいものだけ片付けてくれればいいよー」
十四松さんがテントを畳み始める。
私も椅子を重ねた。
「十四松さん、なんだか久しぶりな気がしますね」
「そうだねー! 最近、あんまり現場で一緒にならないもんねー!」
「洋館の事件以来かもしれませんね」
「言われてみればそうかも! 3ヶ月ぶりくらい? ゆりちゃん、元気にしてた?」
「はい。十四松さんは?」
「元気だよー! ハッスルハッスル! マッスルマッスル!」
十四松さんは次々とテーブルや機材を片付けていく。
力のある彼とコンビでよかった。
「ねぇ、ゆりちゃん! 久しぶりだし、今からお昼一緒に食べに行こうよ!」
「はいっ、いいですね。行きます。財布取ってきて鑑識課に寄りますね」
私は捜査一課に戻るとすぐに財布を持ち、鑑識課へ行った。
十四松さんと合流して、外に出る。
洋館の事件から3ヶ月。
すっかり秋になり、肌寒い。
私たちは署から歩いてすぐのカフェに入った。
以前、トド松先輩と夕食を食べたお店だ。