《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第25章 一松END〜庭師とわたし〜(※)
あとはもう夢の中。
私たちはベッドの上で優しくお互いを求め合った。
一松さんが残りの服を脱がし、自分の服も脱ぎ捨てる。
キスをしながら体を密着させて抱き締め合うと、一松さんの肌はピッタリと吸い付いてくる。
ただ、ぎゅっとしているだけで気持ちいい。
「私たち、相性いいのかな……」
思わず呟くと、一松さんが笑う。
「当たり前でしょ……。そんなの一番初めから分かっていたし」
「一番初め?」
「あんたを工場の門の前で見たとき。あの時、あんたを抱きたいって思った……」
一松さんが私の身体を丁寧に舌で愛撫する。
キスから始まって、顔も、胸も、腕も、足も、指の先まで、母猫が子猫を毛づくろいするように、とても優しく、とても強く。
「っ……ぁ……一松さん……」
徐々に熱を持ち始める身体。
期待に満ちた子宮の奥が疼き始め、私の下半身は愛液を吐き出し始める。
「ゆり……あんたがミーコを跳ねそうになって、車から降りてきて……あの姿が忘れられない……。あの日の夜にゆりを抱けたのも本当に嬉しかった……」
工場の寮で夜中にこっそり愛し合ったこと。
見つかりそうになりながらも、私は一松さんの上で動いて彼を虐めたっけ。
あれから何回も重ねてきた身体。
もう2年も前のことなのに。
それでも、あの秘密の夜は私にとっては特別で、きっと一松さんにとってもそうなんだろう。