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《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第25章 一松END〜庭師とわたし〜(※)


「しあさっては?」

「ああ、だから、しあさっても見に行くし……」
面倒くさそうに返す一松さん。

「じゃあ、ししあさっても?」

「ああ」

「しししあさっては?」

「見に行くから……」

カラ松さんが目を輝かせる。
「ししししあさっても、しししししあさってもか!?」

「あーー! しししし、うるせぇよ! 見に行くっつってんだろ!? ずっと見に行くよ! 薔薇も他の花もクソ松なんかに任せられねぇし! さっさと空気読んで帰りやがれ!」

カラ松さんが嬉しそうに笑った。
「じゃあ、一松、おまえはうちの庭師になってくれるんだな?」

「あーはいはい。いいから、帰れ!」

それって、つまり、一松さんはまたカラ松さんの洋館で働くってこと……?

カラ松さんを見ると、ウインクを返される。
「ゆりちゃん、そういうわけで、明日から一松はうちで働いてもらう。安心するんだ。ゆりちゃんは念のため、今から病院に行ったほうがいい。一松に連れて行ってもらってくれ。診察費は洋館に回してくれればいいから」

「おい! クソ松! 御託はいいから帰れ!」

「アウチ! これ以上いると、一松が怒るから失礼しよう。アデュー!」


カラ松さんが爽やかに去った後、私は一松さんを見上げた。

「一松さん! やっぱり洋館で働くことにしたんですね! よかったぁ! これで過労死する心配もない……」

一松さんがいきなり覆い被さってきた。
ベッドに二人揃って倒れ込む。


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