《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第25章 一松END〜庭師とわたし〜(※)
「あ……いや……一松さん!」
「おいおい、まだあのネクラ彼氏呼ぶのかよ。ふーん、そんなに好きなの?」
いつの間にか愛液が湧き、男の指の動きに合わせてぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てる。
「ううっ……やめて……」
目を閉じると、一松さんの姿が浮かんできた。
ニヤリと笑いながら小馬鹿にしてくる一松さん。
負のオーラを漂わせながら、血走った目で睨んでくる一松さん。
そっぽ向いて怒ったように照れる一松さん。
猫のように甘えてくる一松さん。
たまに見せる恥ずかしそうな笑顔が可愛い一松さん。
私は彼の全てが好き。
「おい、目を瞑るなよ。俺を見ろよ!」
男が顔を覗き込んでくる。
ますます激しくなる指の動き。
「やだ! 助けて! 一松さん!」
叫んだところで、来るはずないと分かっている。
彼はピンチの時に駆けつけてくれるようなヒーローじゃない。
むしろ、ヒーローとは対極にいるような人間だ。
それでも彼の名前が勝手に出てしまう。
男が笑いだした。
「そんなやつのどこがいいんだよ? ただのクソ男じゃねぇか」
「っ……」
男は私のショーツに手をかける。
「俺が女だったら、そんな暗い男、絶対に付き合いたくねぇけどな!」
一気にショーツを下ろされた。