• テキストサイズ

《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第25章 一松END〜庭師とわたし〜(※)


「途中までは彼氏のほうが積極的だったけど、最後はあんた一人で動いてたよね? こっちが見てるって分かっているくせに」

「う……」

確かに一松さんが動いてくれないから、私が一人で動いていた。
調子に乗るんじゃなかった……。

「誘ってんの?」

「まさか! 違います!」

「じゃあ、喧嘩売ってんの? こっちは彼女と別れて落ち込んでるのに、これみよがしに見せつけやがって」

え〜、知らないよ、そんなこと。

「すみません……悪気があったわけじゃなくて……本当にたまたま……。以降、気をつけますので……」

「あのさ」

男にいきなり右手首を掴まれた。

「っ!?」

「ああいうの見せておいて襲われても文句言えないと思うんだけど? 危機管理なってないよね? というか、あんた、エッチが好きなんだろ? さっきだって彼氏じゃないやつと電話してたし。いいのかな〜? 彼氏に浮気バラしても?」

この人、誤解してる?
私が、さっき電話で話していたカラ松さんと浮気していると思ってるんだ……。

「誤解です! カラ松さんは浮気相手じゃなくて……!」

「へぇ〜、カラ松って言うんだ? 覚えておこ。彼氏にバラすときに名前あったほうがいいし」

「だから、違いますってば!」

どうしよう、完全に勘違いされている。


/ 724ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp