《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第25章 一松END〜庭師とわたし〜(※)
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「なるほど。つまり、ゆりちゃんは一松とホットなアバンチュールナイトを思う存分、堪能したということか……。フッ、想像しただけで射精しそうだ……」
目の前のカラ松さんがコーヒーを一口飲んだ。
休日の駅前のカフェ。
青いツナギ姿のカラ松さんは、どこからどう見てもそこらへんにいるごく普通の男性に見える。
まさかこの人が大金持ちの洋館の主だなんて、周りの人は誰も気づいていないだろう。
「堪能した、なんてひとことも言ってないじゃないですか。『一松さんが私の家にしばらく住むことになった』と言っただけなのに」
私も紅茶を飲む。
「でも、ひとつ屋根の下にいるんだ。当然、やることはやってるんだろう?」
「ま、まあ……」
「もしかして、毎晩か?」
「まあ……そうですかね……」
カラ松さんは途端に鼻を押さえた。
「くっ! 一松のやつめ! ゆりちゃんと毎晩えろえろトロトロセックスとは! なんて破廉恥な! くそっ、羨ましいぞ!」
指の隙間から赤い液体が垂れる。
「きゃあ! カラ松さん! 鼻血が出てますよ!?」
「鼻血なんて日常茶飯事だ。フフン、否定しないところを見ると、やはりえろえろトロトロ三昧か……」
「いえ、別に……そんなのではないです。ただ、一昨日にベランダ、昨日は玄関でシただけで……」
「ベランダに玄関!? Oh my god!」
鼻血をボタボタこぼしながら、股間を押さえるカラ松さん。
冷たい視線を感じ、ハッと周りを見ると、他のテーブルの客たちが一斉にこちらを見ていた。