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《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第25章 一松END〜庭師とわたし〜(※)


***

「なるほど。つまり、ゆりちゃんは一松とホットなアバンチュールナイトを思う存分、堪能したということか……。フッ、想像しただけで射精しそうだ……」

目の前のカラ松さんがコーヒーを一口飲んだ。

休日の駅前のカフェ。
青いツナギ姿のカラ松さんは、どこからどう見てもそこらへんにいるごく普通の男性に見える。

まさかこの人が大金持ちの洋館の主だなんて、周りの人は誰も気づいていないだろう。

「堪能した、なんてひとことも言ってないじゃないですか。『一松さんが私の家にしばらく住むことになった』と言っただけなのに」

私も紅茶を飲む。

「でも、ひとつ屋根の下にいるんだ。当然、やることはやってるんだろう?」

「ま、まあ……」

「もしかして、毎晩か?」

「まあ……そうですかね……」

カラ松さんは途端に鼻を押さえた。

「くっ! 一松のやつめ! ゆりちゃんと毎晩えろえろトロトロセックスとは! なんて破廉恥な! くそっ、羨ましいぞ!」

指の隙間から赤い液体が垂れる。

「きゃあ! カラ松さん! 鼻血が出てますよ!?」

「鼻血なんて日常茶飯事だ。フフン、否定しないところを見ると、やはりえろえろトロトロ三昧か……」

「いえ、別に……そんなのではないです。ただ、一昨日にベランダ、昨日は玄関でシただけで……」

「ベランダに玄関!? Oh my god!」

鼻血をボタボタこぼしながら、股間を押さえるカラ松さん。

冷たい視線を感じ、ハッと周りを見ると、他のテーブルの客たちが一斉にこちらを見ていた。


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