《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第5章 女王様への黄色い嫉妬(※十四松)
仁王立ちするトト子さんの前には、椅子に座っている十四松さん。
いや、『座っている』というよりは、『座らされている』といった方が正しいかもしれない。
よく見ると、十四松さんは、両手を後ろ手に手錠をかけられていた。
何これ!? どういう状況!?
私はワケが分からず、とりあえずドアの外から二人を見守った。
「ねえ、十四松くん。トト子のこと好きよね?」
「も、もちろん、大好きっす」
「じゃあ、どうしてトト子のお願い、聞けないの?」
トト子さんがハイヒールで十四松さんの股間を弄った。
「あっ! んあー!!」
十四松さんの顔が赤くなる。
「ト、トト子ちゃん、ま、まずいからっ!」
トト子さんのミニスカートから伸びた足が艶めかしく上下する。
「ふうん、服の上からちょっと触られただけでもそんなに大きくなるんだあ」
トト子さんが意地悪く笑う。
「じゃあ、これはどうかしら?」
トト子さんは、十四松さんの股間を人差し指ですーっと撫で上げた。
「んぁあっ!」
十四松さんが声を上げ、上半身を反らす。
ここ、警察署だよね?
二人は一体何やってるの!?
やばくない!?
私は目の前の出来事に付いていけず、ただ呆然と眺めることしかできなかった。