• テキストサイズ

《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第25章 一松END〜庭師とわたし〜(※)


***

「ここが洗面所兼脱衣場。その奥がお風呂。タオルはこの引き出しに入ってますから」

私が引き出しを開けてみせると、一松さんは覗き込んだ。

「ふわふわのタオル……この中で寝たら気持ち良さそう……」
また猫みたいな発言をする一松さん。
彼ならやりかねない。

私たちは洗面室を出ると、隣の部屋に入った。
「ここはクローゼットや荷物を置いていて、着替えの時やメイクする時に使ってるんです。一松さんもこの部屋に荷物を置いていいですよ。普段はリビングで過ごしているので」

一松さんは黙って部屋を見回した。
「服は全部ここに置いてあるの……?」

「はい」

「パンツやブラも……?」

「はい」

一松さんはニヤッと笑う。
「なるほど……分かった……」

その表情に私はハッとした。
「一松さん、さては下着を漁る気でしょ!? やめてくださいね!?」 

「は……? そりゃ、あったら見るだろ……?」

「…………」


工場に家宅捜索に入ってから数日。
イヤミさんは逮捕され、工場は営業停止となった。

約束通り一松さんは私の部屋にやってきた。
工場が再開するまではここにいるらしい。

なんだか同棲みたい。
期間限定でも同棲って言えるのかな。


/ 724ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp