《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第24章 チョロ松END〜警部とわたし〜(※)
「チョロ松警部……」
胸に熱いものが込み上げてくる。
ここまではっきり言われたら、もうごまかせない。
「ゆりくんはどうなんだ……?」
警部の瞳が揺れた。
「私だって……チョロ松警部のことが好きです……」
警部の顔がみるみる赤く染まる。
「ゆりくん……」
「本当は、にゃーちゃんに渡したくないし、トト子さんにも、他の人にも渡したくない。私だけのチョロ松警部じゃなきゃイヤです……」
「ゆりくん、心配いらないよ。今までもずっと僕はゆりくんのものだったし、これからだってそうだ」
真面目な顔できちんと答えてくれる警部が愛おしい。
「警部は今まで私のものだったんですか? 初耳です」
笑いながら返すと、警部も恥ずかしそうに微笑んだ。
「そうだよ、ゆりくん。僕は君のものだ。初めても君に捧げたし。できれば……2回目も貰ってくれないかな?」
「……警部のえっち」
警部の腕に力が入った。
「うん、僕はすごくえっちなんだよ。仕事しながら、君と初めてした時のことをいつも思い出していた。部下の君に触りたくて触りたくて仕方なかった。だめな上司だろ?」
だめだなんて、とんでもない。
私は首を振る。
「なら、私もだめな部下です。仕事しながら、いつも警部に抱き締めて欲しいって思っていました」
「っ、ゆりくん……」
私たちはこつんとおでこをぶつけ合った。
警部の顔がすぐ近くにある。
これからはもう我慢しなくてもいい。
好きなだけ好きって言える。
チョロ松警部の澄んだ高い声が響いた。
「ゆりくん、この後、僕の部屋に来ないか……?」
子宮が疼き、じゅんと濡れる感覚。
これから警部に抱かれるんだ……。
嬉しさで胸が一杯になる。
「はい……」
私は警部の目を見て頷いた。