• テキストサイズ

《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第5章 女王様への黄色い嫉妬(※十四松)


「もしかして、幽霊の呪いってやつ!?」

「呪いなのかは分からないですけど、声を聞いていたら、アバラがだんだん痛くなったような……」

「何それ!? 幽霊こわー!」
十四松さんは大袈裟に両手を上げた。

「でも、幽霊なんているわけないですよね……」

「カラ松さんだったんだよね? 僕、洋館の殺人事件の捜査した時に彼の遺体を見たけどね」

実際に遺体を見た?

私は十四松さんを見つめた。

「そうなんですか? 遺体は何か変わったことありました?」

「んー……なんかあの時、やたら和んでたからあんま覚えてないや!」

「えっ? なご……?」

聞き間違い?
和んでたって言ったような……?

意味が分からず聞き返そうとするも、十四松さんは気にする素振りもなくニコニコと笑った。

「ゆりちゃん、また洋館の捜査に行くんでしょ? 次からはちゃんと誰かと一緒に行った方がいいと思うよ!」

「そうですよね……そうします!」


カラ松さんには、『二度と来るな』と脅されたけど、通報も入っているし、また改めて捜査しに行かないといけないんだろうな……。
考えたら、憂鬱だ。


「えーっと、それで、工場の鑑識結果なんだけど……」
十四松さんが書類を渡してくれる。

「指紋はね、特に参考になりそうなものはないね! 足跡も同じ。あっ、ただ、デカパン所長のパンツと周りの床にこれが付いてたっす」

十四松さんが小さなビニル袋を振って見せた。


/ 724ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp