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《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第24章 チョロ松END〜警部とわたし〜(※)


「刑事さん、ありがとにゃーん! 助かったにゃん!」

にゃーちゃんがチョロ松警部の手を握る。

「にゃーちゃん! はぁーん! 僕、実は大ファンですぅ! いつもにゃーちゃんを応援してますぅ!」
警部の顔がだらりと緩んだ。

「ありがとにゃん! 頼りになる刑事さんだにゃん! よかったら、次のライブにご招待するにゃ」

「はぁーーーーん!」
幸せそうに絶叫する警部。

「そちらの美人の刑事さんもご招待するにゃ! 来てくれるにゃん?」

にゃーちゃんが振り向いた。

「え、私!? は、はい、喜んで!」

驚いて答える。
アイドルには興味ないものの、本人に招待してもらえるなんて、なんだか嬉しい。

「じゃあ、僕たちは帰るけど、にゃーちゃんは可愛いんだから気をつけるんだよ? 何かあったらいつでも赤塚署のチョロ松にまで電話を! あ、メッセでもいいよ? ID教えようか?」

チョロ松警部が名残惜しそうににゃーちゃんの手を握りながら振る。

「メッセのIDは別にいらないにゃん……」
引き気味に答えるにゃーちゃん。

これ以上いると、警部の印象がどんどん悪くなりそうだ。

私は彼の袖を引っ張った。
「警部、あとのことは捜査官に任せて、そろそろ帰りましょう?」


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