《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第23章 カラ松END〜洋館の主人とわたし〜(※)
「はあっ……あっ……あっ……あっ……ひゃっ、んっ……あぁあああああーー!」
頭の中で鐘の音が何重にも重なり、壮大に響く。
快楽のてっぺんに身を委ね、私は身体を痙攣させながら、絶頂を迎えた。
「くぅ……し、締まるっ……だ、だめだっ、出るっ……!」
続けて、カラ松さんが歯を食いしばる。
彼は、身体を揺らしながら、熱い精を吐き出した。
「はあっ……はあっ……はあっ……」
カラ松さんがぐったりと倒れ込む。
私は息を吐きながらベッドの天蓋を眺めた。
細かく編まれたレースのカーテンが、天使の羽根のようにふわりと私たちのいる場所に下りている。
そっか、私はただこの洋館で、カラ松さんのそばにいたいんだ……。
「カラ松さんのこと……好き……なのかも……」
私はそっと彼を抱き締める。
「ゆりちゃん……」
まだ息を切らしながら、カラ松さんが顔を上げる。
「試してよかった……」
ふふふと笑ってみせると、彼は照れくさそうに微笑んだ。
「ああ、そうだな……」
いつの間にか鐘は鳴り止んでいた。
何が正解かは分からない。
でも、カラ松さんと過ごせて私は幸せなんだ……。
「カラ松さん、もう1回する……?」
彼の身体に腕を回す。
「フッ、カラ松ガールはなかなか欲しがりだな……悪くないぜ……」
カラ松さんが抱き締め返す。
私たちはしっかりと抱き合いながら、再びベッドに潜り込んだ――。