《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第23章 カラ松END〜洋館の主人とわたし〜(※)
「おいおい、ゆりちゃん。寂しいじゃないか。確かに俺のカラ松ボーイは極上だろうが、この俺、カラ松も捨てたもんじゃないんだぜ?」
腰を両手で掴み、ぐりっと円を描くように回す。
「ひゃあああああっん!」
私が歓喜の声を上げると、カラ松さんは頬を緩ませた。
「はぁっ……可愛いな……そんな声で鳴くなんて……」
「カラ松さん……私……」
カラ松さんに激しく突かれながら、花火の時に彼が言っていた言葉を思い出す。
『花火を見ると、一瞬で終わってしまう自分の人生を垣間見るようで、なんとも言えない寂しい気分になるんだ……』
あなたは、今も寂しいの?
今、こうして、私を抱いている瞬間も?
時計塔の上で淋しそうに景色を見つめていた彼の姿が浮かぶ。
「くっ……うっ……はあっ……ゆりちゃんっ……」
カラ松さんが顔を歪ませながら、激しくピストンを繰り返す。
「カラ松さんっ……私……私がいるからっ……」
私は彼の首に手を回して、しがみついた。
「っ! ゆりちゃん?」
「寂しいなんてっ……思わないで……私がっ……いるっ……」
カラ松さんがハッと目を見開く。