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《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第23章 カラ松END〜洋館の主人とわたし〜(※)


花火の日かぁ……。

今、思えばあんな場所で全裸で愛し合うなんて、なんて恥ずかしいことをしちゃったんだろう。

思い出しただけで、『あー!』と叫びたくなる。

あの時は夢中だったけど、誰かに見られていたかもしれない。
見た限りネットに動画や写真は晒されていないから、盗撮はされていないだろうけど。

でも、撮られても文句は言えないほどの行為だ。

その場にもし警察がいたら、間違いなく公然わいせつ罪で逮捕だろう……って、よく考えたら私が警察か。

着替えながら、さっきのカラ松さんを思い出す。

彼は我を忘れたように私を見つめていた。

もしかして、私の下着姿に興奮していた?
やっぱり、もう一度したいのかな?
もしかして、そのために私を洋館に住まわせようとしている?

……いやいや、優しいカラ松さんにそんな下心があるはずはない。

私は頭の中の考えを慌てて取り消した。

なんだか落ち着かない。

ふと、時計を見るといつの間にか8時を過ぎている。

「やばい! 急がないと!」

もう、メイクは着いてからにしよう。
バタバタと鞄を拾うと、ドアがノックされた。

「カラ松ガール、着替え終わったか?」

「はい」

ドアが開き、カラ松さんが顔を覗かせる。


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