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《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第23章 カラ松END〜洋館の主人とわたし〜(※)


「きゃっ!?」
下着姿だった私は慌てて胸元を押さえた。

ドアを開けたカラ松さんが固まる。

「あっ……すまない、カラ松ガール……」

「いえ、大丈夫です」

謝ったわりにカラ松さんは目を逸らさない。

「ゆりちゃん、胸を隠しても下が見えてるがいいのか……?」

「ええっ!?」
そういえば、下もショーツ一枚だったんだ。

今さらだけど、私は下半身を片手で隠した。

タイミング悪い。
寄りによって、下着姿になったところにカラ松さんが入ってくるなんて。

「ゆりちゃん、その下着って……」
カラ松さんは出ていくと思いきや、一歩部屋の中に踏み込んだ。

「な、何ですか? 早く外へ出てください!」

「ゆりちゃん、それ、花火大会の日に着ていた下着だよな……?」

「え?」
私は視線を落とし、身に着けているものを見た。

花火大会?
プールでカラ松さんと抱き合った日のことだよね?
でも、何を着ていたかなんて、全然覚えていないけど……。

カラ松さんは私の心の声が聞こえたかのように言葉を繋いだ。
「俺はよく覚えている……あの日、プールの中でゆりちゃんの服を脱がせたんだ……君はその水色の下着をつけていた……」

カラ松さんが部屋の中に完全に入り、後ろ手でドアを閉める。

「ちょ、ちょっと、カラ松さん!?」
嫌な予感がして、私は後退った。


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