《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第22章 おそ松END〜なごみ探偵とわたし〜(※)
「ゆりちゃん、そんなこと言って俺を煽ってんの? もうどうなっても知らないよ?」
低めに囁かれ、胸の奥が鳴る。
たまにふっと見せる男らしい表情。
悔しいけど、そんな彼を見るたびに思ってしまう。
おそ松さんを誰にも渡したくない、と。
私はおそ松さんの背中に腕を回し、開いた足のつま先を彼のお尻に乗せた。
「いいよ。どうなっても」
「ゆり……」
おそ松さんの顔が歪み、激しく腰をぶつけ始める。
「あっ……はぁっ……んぁっ……」
「う……ゆり……」
力強いストローク。
途絶えることなく、愛を撒き散らす。
「あぁあ! やぁっ……は……激し……」
おそ松さんの体重が身体にかかり、顔が彼の肩に押し潰される。
もう、おそ松さんの顔も見えない。
私は彼の下で声を上げ続けた。
おそ松さん、おそ松さん、おそ松さん。
思えば、出会いから衝撃だった。
公園でいきなり空から彼は降ってきた。
会うたびにいつも楽しそうにフザケていて、和ませてみせたり、セクハラしたり、かと思えば急に男らしくなったり。
なごみ探偵――彼の正体はよく分からない。
なぜ、彼がなごみ探偵なんて始めたのか。
彼が普段何をしているのか。
彼はいつも何を思っているのか?
もっと知りたい。
そばにいたい。
「くぅっ……ゆり! イク! イク!」
「おそ松さんっ! あぁっ! ああああああ!」
彼が私の頭に手をやり、抱え込む。
すべてが止まり、意識は天へと投げられる。
おそ松さんは動きを止め、ぶるぶると震えながら、私の中に長い長い射精をした。