《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第22章 おそ松END〜なごみ探偵とわたし〜(※)
「くぅー! ゆりちゃ〜ん、何言ってんだよ。俺のチンコが大好きって、この変態女刑事! でも、嫌いじゃない! むしろ、最高!」
おそ松さんが嬉しそうにはしゃぐ。
ああ、もう、おそ松さんといると、結局こういうノリになるんだから。
もっとしっとり大人のムードでできないの?
「おそ松さん! 途中でフザケないでって言ったでしょ!」
おそ松さんは、ふっと優しい目になった。
「あ、わりぃわりぃ。つい、嬉しくて。でもさ、俺はいつだってゆりちゃんの一番になりたいの!」
「もう、とっくになってます……」
おそ松さんが目を丸くする。
「へ?」
「だっ、だから、とっくに一番になってるっていうか……」
「は?」
「だから! おそ松さんは! 一番で!」
おそ松さんは首を傾げる。
「んん?」
「ちょっと! 聞こえてるでしょ!?」
「だってさぁ、何回でも聞きたいし」
ああ、憎らしい。
ニヤニヤと口元を綻ばせるその顔ったら。
「もういいでしょ? どうせこれから一生死ぬまで何回でも聞くんだから」
言った瞬間、視界がぐるりと回る。
「きゃっ!?」
気づくと私はベッドに仰向けになり、おそ松さんに組み伏せられていた。