《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第22章 おそ松END〜なごみ探偵とわたし〜(※)
おそ松さんは、私の手を取った。
「ったく、仕方ねぇな。で、どうよ? 心配した?」
「はい……心配なんて、しなきゃよかったです!」
彼は私の頭をポンポンと撫でた。
「まあ、そんなこと言わないで。んじゃ、行こっか?」
「へ? どこへ?」
私の背中に手を回し、お姫様抱っこで持ち上げる。
「決まってんだろ。2回目ラブラブえっち。するって言ったよな?」
「は!? それはおそ松さんが撃たれたと思ったから……」
おそ松さんは私の言葉を無視して歩き出した。
「えっちするなら、診察室と病室と手術室、どれがいい?」
「どれも嫌ですよ!」
「んじゃ、病室」
おそ松さんは、廊下を渡り、階段を上る。
3Fの病棟に入り、適当に選んだ病室のドアを開けた。
「え? 意外ときれい……?」
1Fの診察室とは違い、病室は散らかっていなかった。
ベッドの埃を片手で払い、私を下ろす。
すぐに上から覆い被さった。
「ちょっと……嘘でしょ!? 本当にこんなところでするんですか?」
戸惑う私を組み伏せながら、おそ松さんは囁く。
「だって、我慢できねぇもん。いいだろ? 誰もいないし、大きな声出していいから」
「そういうことじゃなくて……!」
おそ松さんの手が私のスカートの中に入ってくる。
太腿を撫で回しながら、耳元で優しく囁いた。
「俺のために泣いてくれてありがとな……。好きだよ、ゆり……俺、一生和ませるからさ……」